看護師さんの中には介護士に対して上から目線で指示してくるような人もいますよね。
もちろんほとんどの看護師は良い方ばかりなんですが、中には介護士に対して高圧的な態度を取ってくる人も少なくありません。
職場内での立場関係の違いや責任の違いはあれど、そんな状況が続けば精神的にもストレスですし、こういった職場環境に耐えられず辞めてしまう方も少なくありません。
介護士と看護師の立場関係の悩みやその解決方法についてご紹介させていただきます。
看護師と上手くコミュニケーションが取れず辞めたい・・
「看護師は介護職よりも立場が上?」
「看護師の方が偉いの?」
一方的に命令ばかりされると正直イラッときますよね。
確かに看護師じゃないと出来ない仕事が沢山あるというのは分かりますが、それでもやはり介護士としてのプライドもありますし、高圧的な態度を取られたり、看護師の雑用係になるために私たちは就職した訳ではありません。
ですが、介護施設の職場内では全員が上手く連携していないとスムーズなケアができないので、看護師とのコミュニケーションに悩み、退職を考える人もいるのです。
そのくらい看護師と介護士の関係性というのは深く根付いた問題なのです。
そもそも介護士より看護師の立場が上って考えはどうなの?
看護師資格を持っている方が偉いとか思ってる人も結構多いと思いますが、私からしたら、「そもそもどっちが立場が上なのか?下なのか?」っていう上下関係ができる方がおかしいと思うんですよね。
もちろん、”雇い主と従業員”という関係性や”勤務年数”での上下関係なら分かるのですが、例えば、自分よりも後輩の看護師にいちいち注意されたくはありません。
どうしてどちらが立場が上とかそういうネガティブな考えが出てくるのか?
その理由としてはまず、看護師の方が給与・年収が高い、そして子どものなりたい職業にもランクインするほど人気が高く、反対に介護士はどうなのか?と言うと、給与・年収で見ても看護師には到底追いつかないですし、介護の仕事は3kとも呼ばれるほど大変な職業なので、人気もあまりないという違いがあるからなのです。
このように看護師の方が給料も貰っているし、子どもたちからもなりたい職業にランクインするほど人気があるので”看護師の方が偉い”と勘違いする人もいますが、決してそうではありません。
介護福祉士と看護師どちらも国家資格
どちらも対等な立場というよりも、介護と看護似ているようで土俵が違うと考えた方が良いでしょうね。
別に看護師だから偉いとかそういう訳ではありません。
技術や知識の違いはあれど、介護福祉士も看護師もどちらも国家資格ですので、自信を持って仕事をしていれば、高圧的な態度を取られる事も少なくなるんじゃないでしょうか?
介護士の方は利用者ん対応で思うような医療行為が施せない事に対して悩まれるケースも少なくないと思いますが、人それぞれ役割りがあります。
看護師には看護師として出来る仕事を!
介護福祉士は介護福祉士として出来る仕事をするのが、まずは大切なのです。
介護のプロとして医療や看護の知識も高めよう
看護師に対してコンプレックスを抱いてしまうのは介護士なら一度はご経験が有るかもしれません・・
ただ、介護職にしかできない仕事も沢山あるんじゃないでしょうか?
現場で活躍している介護士の方はもっと自信を持って仕事をしてほしいなと思います。
看護師は医療関係には強いとは思いますが、利用者さんの心に寄り添うそうなケアができているとは思いません。
利用者さんを笑顔にして元気よく楽しい毎日を過ごせるようにするのが私たちの務めなのです。
そのためには、プロとしてのしっかりとした知識や経験、それに看護師がどういった仕事をしているのか?医療知識も合わせて勉強していくようにすれば看護師からも見下されるようなことは少なくなると思います。
プロとしての自覚を持ち、自信を持って日々介護の仕事に励むのが、結果的に看護師との有効な関係作りにも繋がります。